sailing day(BUMP OF CHICKEN)
今回はBUMP OF CHICKENの「sailing day」です。
この楽曲は映画ワンピースの主題歌になっていたので、もしかしたらあまりバンプの曲をご存知ない方でも知っているかもしれません。
今でこそたくさんのタイアップをしていますが、確か当時のバンプはまだあまりタイアップというものをしていなかった時なので、
とても印象に残っています。
まさに冒険者への唄
個人的には「That’s BUMP OF CHICKEN」な唄です。
主人公はまさしくルフィと重なる部分がたくさんあります。(ルフィあんまり知らないんですが、、)
自分の信念に向かって、どんな困難も戦い切り抜ける。
そんな主人公です、
人生を後悔に例えた、ある種非常にストレートな表現の楽曲だと思います。
こういった表現は藤原さんのソングライティングの得意なところであり、個人的にも「らしさ」を感じる部分です。
アレンジもバンド然としたアレンジで、強いそう感のある気持ちの良い楽曲です。
疾走感のあるテンポ、でも泣ける曲
前回、「望遠のマーチ」の楽曲見解の時も少し触れましたが、この曲も「テンポが早いけど泣ける曲」に、
個人的には分類されます。
歌詞と曲、まさにこの楽曲全体がバッチリと一体となって表現、放っているパワーがそうさせるのだと思います。
誰もが自分の目的地へ全力で走っているなかで、誰かに何かを言われたり、
或いは壁にぶつかり、本当にこれで良いのか?自分の進んでいる道は正しいのか?
様々な不安に出会います。
そんな自分に「何言ってるんだよ。何が正しいかなんてお前が決めることだろ?」
と力強い言葉をかけてくれるのがこの曲です。
相談やアドバイス、意見などはどんなに良いものだとしても最終的に判断し、足を踏み出すのは自分自身です。
いくらたくさん集めたところであくまで参考にしかならず、それを基にどう判断するのかは全部自分自信です。
だから何をするにも行動の責任は自分に伴いますし、それを誰かに委ねることは出来ません。
こんな言い方をするとネガティブに聞こえるかもしれませんが、
それは逆に言えば、全ては自分自身が判断できること。
何を言われたところで正解 / 不正解は自分が判断できるんです。
十人十色の目的地
人はそれぞれ異なる目的地を目指しています。
その中で何をどう判断し生きていくのか、それは自分が決めることです。
>誰もがみんな それぞれの船を出す
人はみんな違います
生き方だって、困難の乗り越え方だって人それぞれです。
それに対して劣等感なんて持つ必要はないと思います。
「あの子はあんなに上手く生きることができているのにどうして僕は、、、」
なんて思う必要はありません。
自分も生きるのが下手です。
人に迷惑ばかりかけているし、何も上手くできないし。
ずっとずっと何もないと思っていました。
今も思ってます。
でもやるしかないんだな、不器用でもきっとそれが自分なんだから。
そうやって生きていくしかないんだろうな。
いや、生きていこう。
そう決心することができました。
そんなパワーをこの曲からもらいました。
「よく考えて行動しろ」
「後先考えて行動しろ」
そんなことを昔から大人に言われ続けてきていましたが、
時には勢いに任せて行動することも、自分の殻を破るには必要なことなんだな。
そんなことを学ばせてくれた曲でした。